よいしょ、よいしょって感じで裏でチマチマ書き進めてました。
アンケートもいっぱい答えてもらったから、ヒカル×翔です!!
なんかね、最初書こうとしても、私の頭の中の翔ちゃんがふざけてばっかりで
中々書き進めさせてくれなかったの。(´∀`)
何?照れてんだよー!と突っ込みながら、笑いに持っていってしまいそうな
翔、というか自分と格闘しながらなんとかヒカル×翔にもっていけました。
ではでは後編、楽しんでもらえたらと思います。
どぞ~(●´ω`●)
☆ ☆ ☆
がたんっ!!
大きな物音が洗面場の方からした。
ヒカルが慌てて行くと、翔が床にすわり込んでいた。
「翔!!」
「…。」
「翔?」
「あっ、ヒカル? びっくりしたわ」
「翔、どないしたん?」
「気がついたら転んでた…」
「気がついたらって…
どっか打ってへん? 痛いとこない?」
「えっ?あっ、うん。別に痛いとこはない…、な。うん。」
「そっか、ほんまに痛ない?」
「うん、大丈夫」
「? 何?」
「いや、ヒカルが居って、こうやって心配してくれるん、ええな~って」
「ええな~って、もう、心配させんなや」
「うん」
嬉しそうに笑う翔。
「もう、早よ、シャワー浴びといで」
「うん」
「ヒカル」
「何?」
「明日、俺が仕事行くまで居ってくれるやろ?」
「居るよ」
「良かった。
そしたらシャワー浴びて来るわ」
「しっかり耳の裏まで洗いや」
「何それ? ヒカル、さっきからおかんみたいやな。笑」
「おかんみたいって…」
「?」
「何でもない」
「そう?」
「ホンマ、早よ 体 洗といで!」
「うん」
☆
翔はさっきヒカルに向かっておかあさんやママって言ったことを全然覚えてないようだった。
ホンマに寝ぼけてたんやな、とヒカルは心の中で苦笑しつつ、自分の心の中の最後のこだわりがそれで解けていくのを感じ、ある決意を胸に秘めた。
☆
勢いよく流れていたシャワーの水音が止まり、次にドライヤーの音がする中、翔の鼻歌も混じって聞こえてくる。それをヒカルは耳を澄まして聞いていた。
☆
「うわ、びっくりした」
「……。」
「ヒカル、何でそんなとこ立っとうねん?」
「翔」
「えっ?」
ヒカルに抱きつかれ戸惑う翔。
「ヒカ…、ル?」
「翔、抱いてええ?」
翔の耳元でそう囁くヒカル。
「えっ?」
その申し出にまた戸惑う翔。
「オレも翔のこと抱きたいんや…」
「ヒカル…」
「翔のもうひとつの顔、見せてえや…」
「えっ…」
そっと翔の唇に口付けするヒカル。
またそっと唇を離し
「オレも、翔の中入りたいんや。ええやろ?」
翔にだけ聞こえるように囁く。
「ヒカ…」
ヒカルは翔の答えを待たずにまた唇を塞ぎ首筋へと唇を移動させ、翔の肩をやさしく撫で股間に手をやる。
そこはまだやわらかく、でも徐々に手ごたえが増していき、ヒカルの手のひらでは収まりきらないくらいになるまでにそう時間はかからなかった。
翔の顔を見ると目が潤るんでいて、その口から漏れる吐息は甘く切なくヒカルを誘っていた。
「翔…」
「うん?」
「ベッド、行こか…」
「うん」
ぎこちなくベッドに向かう二人。
着ていたものを脱ぎ捨て、翔をベッドに腰かけさせ、その前に立つヒカルのものはもう充分に屹立していた。それを見つめる翔の目はさっきよりもっと潤んでいる。
「咥えて」
「うん…。」
ヒカルに言われ、目の前のヒカルのものを翔は口いっぱいに含む。
「ああっ。すっげぇ、めっちゃいい…」
すがりつくように大事そうに舐めては咥え唇をそわしキスをするを繰り返す翔も、それだけで感じているのが見てわかるほど自分のものを隆起させ張り詰めさせていた。
「そうされんの、ホンマいいわ。気持ちいい…」
翔の頭をなで、少し自分でも腰を振りながらそう言うヒカルの顔は雄の顔で、夢中になってヒカルのものを咥えている翔は妖しい色香を放つ雌の獣のようにヒカルを更に誘っていく。
☆
「翔…、ちょっと待って…」
感じ入る声を振り絞り、必死で咥えている翔を自分のものから引き離す。
「翔、これ」
ヒカルはある物を翔に手渡した。
「さっき買ってきたん、オレのんに付けて?」
「これ…」
手渡されたものを見て、少し苦笑してから翔は中身を取り出しそれをヒカルのものに被せた。
「翔、ベッドに横なって…」
「んっ」
ベッドの上に横たわった翔のそこにローションを垂らしほぐしにかかるヒカル。
「ああっ、んんっ」
「めっちゃ感じてるやん、気持ちいい?」
「うっ、うん、あっ!」
ヒカルにほぐされ、少し指で探られただけでもう感じる声を高く上げてしまう翔を可愛いとヒカルは感じていた。
ゴムを被せた自分のものにもローションを塗り、翔のそこにも胸にも腹にもローションを垂らし、ぴったりと身体が重ね合うように翔を抱きしめ足に足を絡め、お互いの隆起したものが擦りあうようにヒカルは全身で翔を愛撫していった。
「ああっ…、あっ、ううっ、んっ」
「ほら、めっちゃ気持ちいいやろ?」
「んっ、うん…」
泣きだしてしまうのかと思うほどのか細い可愛い声をあげ、翔はヒカルのすることひとつひとつに感じていた。
「めっちゃ翔のちんこ、硬なっとうな」
重なった身体の間に手をすべり込ませ、翔のを握ってヒカルはそう言った。
「んっ…、あっ!!」
ヒカルの手に直に握られ声をまた高く上げる翔。
「ほら、オレのんは?」
翔の手を自分のものに持ってきて聞くヒカル。
「大きい…、すごい硬い…」
聞かれて恥ずかしそうに答える翔。
「入れて欲しい?」
「…う…ん。」
「うん、だけじゃわからへんで」
少し意地悪く言うヒカル。
「入れて…、ヒカルの入れて…、もう我慢できひん…」
「我慢できへんの?」
「うん、入れて。ヒカルの硬なったん欲しい…」
切なくヒカルが欲しいという翔の足を大きく広げさせ、ヒカルは硬くなったそれを翔の中へ入れていった。
「ああっ」
「あっ!うっ…んんっ…」
入っていく瞬間の二人の喘ぎ声が重なる。
「ああっ、すごっ。すっごい翔の中、熱い」
「んっ…、あっ、やん…」
「まだ入れただけやで、そんな気持ちいいのん?」
「うん、すごい…、すごい気持ちいい…。
ヒカルが入ってるって思うだけで気持ちいい」
「ホンマ?」
「うん…」
「もっと気持ちよくしてもいい?」
「うん、もっと気持ちよくして…」
翔の反応を見ながらヒカルは徐々に腰を動かしていった。翔を気持ちよくさせるために、自分も気持ちよくなるために、ゆっくりと徐々にスピードをあげ、ピッチを早くし追い込み、そうかと思うと急にまたゆっくりじっくりと攻めていき、存分に雌の翔を味わい、最後また動きを早くし翔の中でヒカルはイクことを果たした。
「あああっ、ヒカル!ヒカル…!!」
高く上がる翔の喘ぎ声に自分の声と最後の叫びを重ねて思う存分イって飛んだヒカルは、終わったあと、苦しそうに息をする翔の頬に口付けた。
☆
「ヒカル、ここも…」
と苦しそうに息をしながら、唇を突き出す翔に苦笑しながらもキスをしてやるヒカルの顔は優しい顔に戻っていた。
☆
「オレ、やっぱりいっぺん帰ってくるわ」
「そう…」
「うん、それでまた来るわ」
「えっ?」
「しばらく置いてもらえるように着替えもってまた来るわ」
「!」
「ちょっとの間、前みたいに置いてもらえる?」
「うん」
「よかった」
「ホンマ?」
「うん?」
「ホンマにここ来るん?」
「ホンマや」
「ホンマに?」
「ホンマのホンマやって。笑」
「ホンマ?」
「もう、ひつこいな。笑」
「ホンマなんや~。笑」
「ホンマにホンマ。もうこれでお終いな!」
「うん。笑」